★算出に必要な項目です。数値、あるいは材質などを決めてください。 数値や選択項目はどれも意味のあるものです。 特に印刷、紙質は専門の知識がないと正確には 指定できないかもしれません。 出来るだけ算出しやすいように作ったつもりですが 不備がありましたらご了承下さい。 Copyright(C) 2004-2007 Muramatsu Samposha Inc. webmaster
★ノーカーボン紙・・・・・重ねることにより複写できる紙です。 重ねて使う場合に常に上になる紙の裏面に 発色溶剤のカプセルが塗布されておりが筆圧がかかると 下側の感剤に反応して発色します。 トップ紙(上葉紙) 原紙の裏面に発色剤が塗工されています。 ミドル紙(中葉紙) 原紙の表面に感剤、裏面に発色剤が塗工されています。 ボトム紙(下葉紙) 原紙の表面に感剤が塗工されています。 発色を決めるのは発色剤ですので青、黒発色を決める時は発色させたい紙の 上にのる用紙を選択します。 洋紙メーカーはその他OCR対応紙、約款紙、高耐久紙、裏カーボン用紙 自己発色紙、多色刷向けなど様々なタイプのノーカーボン紙を製造していますが このスクリプトでは算出できません。 5連以上は特値設定をしております。
上葉紙
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中葉紙
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下葉紙
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#30
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#30black
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#40
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#40black
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#40color
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●●●
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#50
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#50black
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#60
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#80
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#80color
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▲
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#100
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#130
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富士感
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#160
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富士感
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color はピンク●、クリーム●、アサギ● ▲はクリームのみ。 black は黒発色●。通常はブルー発色。 生産中止などの製品があります。詳しくはメーカーへ 手書きでなく機械で印字する場合はドットインパクトタイプのプリンタを使用します。 セット製本をするとインサータータイプの伝票として使えるわけです。 通常、機械打の伝票のレイアウトはインチで設計されている物が多く 伝票、印字見本かレイアウト紙に習って厳密に製版します。 現行の見本があればそれに合わせ新たなデザインを作ることもできます。 一般にGUIでレイアウトしてますので印字送りがミリ単位のものもあります。 ★上 質 紙・・・・・・・印刷用紙、上級印刷紙。 中質紙等も有りますが便箋など普通に印刷されるものはこのタイプです。 斤量は上質の場合は千枚単位のキログラム換算で表示します。 例) 上質70kg 4/6判全判で千枚70kgの上質紙 単位が区切りやすいので4/6判ベースで表示して有りますが 上質 4/6判 45 55 70 90 kg は 上質 A 判 28.5 35 44.5 57.5 kg 上質キク判 31 38 48.5 62.5 kg となります。 便箋が55kg マニュアルなど裏透けの少ない物は70kg はがきは135kg が目安です。 ★紙 質/斤 量・・・一枚物の見積り時、印刷用紙、及びその斤量を選択する項目です。 上質紙の斤量は上記の通りです。 片面アート、両面アート 4/6判 73 90 110 135 A 判 46.5 57.5 70.5 86.5 キク判 50.5 62.5 76.5 93.5 4/6判ベースで選択して下さい。 B判は選択しません。 ★特殊紙及び指定銘柄・・・印刷の見積りに欠かせない物の一つに紙の銘柄を決めることです。 上質、アートコートなどは一律にこちらの方で 用意した物でも算出していますが、各種細かい銘柄があります。 (大量に使うものであればその分低価格で提供できるからです。) しかし、このフォームのカテゴリに入りきらない銘柄が印刷用紙には いくらでもあるのです。 カード紙、エンボス加工紙、ミラーコート、OCR用紙、包装紙etc 無数に存在する「紙」とは一つの文化だと思います。 当然枚葉紙流通に詳しい方であれば包み数や仕入単価などを 入力できますがあくまで関係業種の方が入力してください。 基本的に大量流通の物は価格が下がりやすいということです。
★サ イ ズ 製品の外寸です。正確に選択します。 (JIS日本工業規格) A6 148x105 A5 210x148 A4 297x210 A3 420x294 B6 182x128 B5 257x182 B4 364x257 m/m このサイズの物が多いですが任意サイズも設定できます。 任意サイズでのお見積りは任意サイズをチェックしてから 実際の数値を入力します。
★枚葉印刷用紙及び規格外寸法について 枚葉印刷用紙(平判)は主にA判、菊判、4/6判という寸法で全判(カットしていない)流通しています。 ただしノーカーボン紙の場合4/6判は半裁判です。 原反から各寸法にカットして有りますが大裁ちのみですので化粧裁ちしなければ印刷は出来ません。 長辺を半分に半裁、4裁、8裁、などを扱います。 他に長辺を3つに取る長3裁、長辺2つ短辺3つの長6裁、 長辺3つ短辺2つの角6裁、変則的に取る廻し5裁などもあります。 在庫などの関係であまり使わない物です。 いかに紙の損失を少なくするかも刷版のうえで経験が必要な部分です。 ベタ刷り、ナンバリングなどの印刷上の都合や、ミシン、下敷き、穴あけ等製本上の都合で 刷版は変わってしまうので事はそう単純なものではありません。 このスクリプトは基本的な印刷物に限っての条件判断のみを設定しているに過ぎません。 枚葉印刷用紙 全判サイズ 半裁 4裁 A 判 625x880 622x438 438x311 キク判 636x939 633x468 463x316 4/6判 788x1091 544x786 544x392 印刷機によってかかる最大サイズがあります。 当社では4/6半裁はかかりません。 とうぜん全判印刷機もありますが紙の伸びもあり、薄物、複写物は大判では刷らないのが 通常です。 それぞれの判から任意サイズの取り都合を割り出すわけですが印刷機に通す際に 用紙を機械が掴む咥え部の寸法、製本の際の裁ち落とし、刷版の際のドブ(余分な送り寸法) を考慮に入れて割りつけます。印刷物によっては実寸法に咥えが数ミリ入ってもかまわない物も ありますがベタや植字のある部分は省略できません。 ドブ、裁落し、身咥を任意計算の出来るWindows用のプログラム「めんどり君」もあります。 名刺などの小さいサイズの物は製版フィルムをそのまま刷版すると 何面も焼かなければならずコスト的にもバカになりません。 以下の図は同じ版を4面付きにしたものです。 これで刷版の行程を単純に1/4にすることが出来ます。(面付け量による) ★同色同版 同色同版がある場合は1ヶ所目に入れてください。 同色同版がほかにもある場合は2ヶ所目になります。 裏版についても同様に考えてください。 刷版についての細かな設定は現場でないとわかりにくいかも知れません。 印刷する際に全く同じ版や同じ色、同じ版で刷るということは 余分な刷版代や印刷機のセッティングの必要がないということで ロットの少ないときにその差は大きくなります。 数量が規定以下の場合は差異に関わらず印刷やその他の単位単価の設定ではなく 最低単価×台数の価格を算入するからです。 最小ロット以下は一工程に付き一律価格という事です。 ★複写枚数 ノーカーボン紙の上葉紙、有れば中葉紙、下葉紙の1組の枚数。 セット及び本伝票に適用されます。 起票の際、原票及び複写される枚数の総数です。 この数が決まると減感印刷の枚数や選択用紙が限定されます。 なお、実際の用途にも使い辛くなりますので8枚複写以上は 設定出来ません。通常は5枚複写まで。 ★組 数 ノーカーボン紙及び上質紙の本伝票に適用されます。 ノーカーボンの場合は一冊あたりの組数。 一冊あたり何枚伝票が切れるかということです。 上質紙の場合は一冊あたり何枚で出来ているかを 指定する数値です。 実際には25枚綴、50枚綴など使用が異なると 印刷時の使用枚数や製本時の仕上などに関わる 数値です。 任意に指定することもありますが実際には半端な数値は あまりないのでスクリプトにも反映されていません。 ★天のり横のり 針金綴じ製本 組数のある複写物あるいは上質紙の伝票は基本的に糊を付けて本にします。 この時本文からみて上ならば天のり、左ならば左のり(横のり)となります。 領収証の耳や契約書関係で控えが手元に残らなくてはいけない場合は 相手方に渡す伝票にミシンを入れます。 上から堅い針金でホチキスのように止めると控えが残ります。 この時天のりの様に糊付けのみで仕上げると保存しているうちにバラバラに はがれてしまうので上記のような綴じ製本が必要になります。 この時の製品サイズはミシン目から綴じ代を含めたサイズになります。 新たに伝票を設計される方はこのことを考慮して印刷会社に相談しましょう。 紙の取り都合で値段が大きく変わってしまいます。 ★印刷表紙 本の表紙に印刷された紙を使う場合に選択します。 紙質は一般的に上質紙ですが色上質の場合には一般色に限定されます。 <表紙用 色上質一般色> 肌、うす水、クリーム、浅黄、桃、ウグイス、藤、濃クリーム 銀鼠、白茶、ブルー、オレンジ、空、もえぎ、若竹、サーモン さくら、アイボリー、レモン、水、若草、コスモス、ラベンダー 製紙会社の都合により変わる場合もございます。 ★減感印刷 ノーカーボン紙は文字どおり裏カーボン複写紙を使わず(汚れにくい)に 複写できる便利な用紙ですが、紙の全面が複写できますので 金額を表示したくない部分などには減感インキをベタで刷ります。 発色剤と感剤の接触を防ぎますので筆圧がかかっても複写になりません。 原稿をよくみて複写できない部分があれば減感インキが刷り込まれています。 その枚数を正確に設定します。 ★ミ シ ン
切れ目のある部分は製本ミシンが入れてあります。 縦、横の方向があると手間が2倍になります。 製品の天地を基準に指定します。 ミシンの本数を2本にするとセット代が上乗せされます。 製品の一方向に3本以上有るものはこのスクリプトでは算出できません。 面付けが多くなる或いは間隔が狭いものなど都合上2本入れられない場合もあります。 複写物の場合は複写一組の中にあるミシンを設定します。 例)4枚複写 1枚目・・・・ミシン無し 2枚目・・・・ミシン縦1本 3枚目・・・・ミシン縦1本 4枚目・・・・ミシン縦1本 ミシン設定は合計3本。 例)5枚複写 1枚目・・・・ミシン無し 2枚目・・・・ミシン縦1本横1本 3枚目・・・・ミシン縦2本 4枚目・・・・ミシン縦2本 5枚目・・・・ミシン無し ミシンの合計は6本になりますが作業工程は ミシンセット台数 4台 になります。 場合によってはミシンのコストが高くなります ミシン加工の際、大判に対して一方向に何本のミシン線を並べるかということです。 面付けの都合上セット代を加算する以前に加工賃が高くなります。 注)2本入ミシンが入れにくい場合もあります ミシン間隔が狭いものでは一方向で2回の行程が必要なものもあります。 ミシンが入れにくいなどの特殊な物、ピッチ指定のミシン、マイクロミシン 及びTの字の止めミシンは算出の方法が異なりますので このスクリプトでは算出できません。 ご連絡いただければ御見積もりいたします。